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平成22年3月28日、高山グリーンホテルにおいて、患者や患者の家族を対象に、「見直しましょう食生活」というテーマで院長先生が講演をされました。当院には、30年以上の長期透析者から1年未満の患者がいます。効率の良い透析技術が普及した現在は、食生活にも、大きな変化が生まれています。
講演の要旨
健康を保つ7カ条
1、朝食は必ず食べる。
2、間食をしない。(1日30品目、砂糖・塩・油の制限、インスタント食品はだめ、魚と緑黄色野菜をいっぱい、カルシウムをいっぱい)
3、スポーツを毎日やる。最低週2回、30分間歩く。寝る前のストレッチ体操。
4、アルコール、1日1合程は長寿。
6、十分な睡眠。
7、太りすぎない、やせすぎない。
これらの話題に、高桑先生の朝ごはんを例に示され、野菜をいっぱい食べるには、ゆでる・煮る・炒める等して量を摂ることが大切であること。カルシウムや食物繊維を多く摂れる海藻類・きのこ・こんにゃくなどをたっぷり食べて、快便を心がけることなど、1時間余り講演をして頂きました。講演の後、患者らから、自分の食べたり飲んだりしている、栄養ドリンク・サプリメントの効果や普段の外食まで多くの質問が出て、それらに答えていただきました。
高桑腎友会 会長 井上 文生さん
(講演を聞いた患者さんの感想)
透析患者は、よく食べ、よく動き、よく眠り、よく出し、十分な透析をすることにより、免疫力を高め、快適な生活を送ることが大切だと理解できました。
I.Fさん 透析歴20年 男性
色々なものをしっかり沢山食べて、しっかり透析すればよいと言われたので、食べることが大好きな私にとって、少し安心しました。
K.Mさん 透析歴7年 女性
色々なものを沢山食べなければならない事は理解できました。ただ不足している部分に対して補助的にサプリメントを利用していたが、あまり効果に期待するな・・というのはちょっとショック。
K.Yさん 透析歴29年 女性
食事に今ひとつ関心が低い私は先生に中だるみではないかと言われた。確かにそうだと思った。これからは将来の事を考え、積極的に食事療法等を取り入れていこうと思いました。定期的にこういう講演を聞く事ができてありがたいです。CKDやメタボ予防に聞いておくと良いお話でした。
K.Hさん 透析歴14年 男性
広告に釣られてサプリメント・ドリンク剤をむやみに服用するのは良くないということは自分の考えと同じでした。
K.Tさん 透析歴5年 男性